常時SSLとは

  • SSLとは、暗号化通信を行うことで不正な覗き見などを防止する機能です。
  • Webサイトの一部のみをHTTPS化するのではなく、Webサイト全体をHTTPS化することを常時SSL化(常時HTTPS化)と呼びます。
  • 従来はログインページやクレジットカード決済ページなど、Webサイト上でパスワードや個人情報等を入力するページのみをHTTPS化して通信を保護することが一般的でした。
  • しかし近年、インターネットにおけるセキュリティ意識の高まりやGoogle Chromeなどの主要なブラウザーでの対応を受け、Webサイト全体をHTTPS化することが求められています。

1.大切な個人情報を第三者からまもる
  サイト閲覧者の大切な個人情報を暗号化することで、第三者からの「なりすまし」「盗聴」「改ざん」といった脅威からサイトを守ることができます。
2.サイトの認知度向上、ブランド力強化
  Googleからのサイト常時SSL化推奨により、サイトのSSL化が検索順位への評価基準に含まれるようになりました。そのためサイトのSEO対策として効果が期待できます。 「保護された通信」の表示により、サイト閲覧者は安心して利用することができます。Google ChromeではHTTPページへの警告表示を強化していることから、SSL化がサイトの信頼性向上にとても重要なポイントと言えます。

J-StarNetインターネット接続プランに含まれる常時SSL は、無償となります。
ホスティングサービスをご契約いただいている会員様につきましては、無償または有償の常時SSLを選択することができます。

SSLの認証レベル
  インターネット上の通信を暗号化するSSL認証は、「無償SSL」と「有償SSL」の2種類に分かれます。さらに、「有償SSL」は認証レベルによって、【ドメイン認証(DV:Domain Validation)】、【企業実在認証(OV:Organization Validation)】、【EV認証(EV:Extended Validation)】の3つのタイプ分かれます。

それぞれの認証レベルの違いは以下の表の通りです。

審  査 SEO
対策
なりすまし
対策
ドメイン
使用権
フィッシング
対策
企業実在 申請者
確認
無償SSL 無償
ドメイン
認証
× ×
有償SSL EV認証
企業実在
認証
ドメイン
認証

  1.無償SSL
    Let's Encryptを使用した機能となります。
※ Let's Encryptとその提供元のポリシーを確認・同意の上でご利用下さい。
※ また、Let's Encryptの仕様変更等によって予告なく利用できなくなる場合もあります。

提供元のポリシー
  https://letsencrypt.org/repository/
  2.有償SSL
    有償機能は、3種類のご提供が可能です。

・EV認証(Extended Validation)
・企業認証:OV(Organization Validation)
・ドメイン認証:DV(Domain Validation)

「ドメイン認証」は、もっとも手軽な認証です。
「このドメインは信頼できます」ということを証明するための認証で、料金が安く、個人や企業など関係なく誰でも登録することができます。

「企業認証」は、企業・団体のみが登録でき、個人および個人事業主は登録できません。
手続きには、企業の「登記証明書」の送付が必要となり、認証にはドメイン認証よりも多くの手順を踏みます。

最高レベルのSSL証明書が「EV認証(Extended Validation)」です。
「EV認証」は、企業や担当者個人の実在証明がより厳しく審査されます。
「EV認証」の場合、訪問者がブラウザのアドバレスバーを見ただけで、“このサイトは「EV認証」を受けている”ということがわかるように、認証を受けたサイトは、ブラウザのアドレスバーが緑色になります。

SSLを導入することが、SEO上、有利になる点は全てのSSLで共通事項になります。
無償SSLと有償SSLの違いは、十分なフィッシング対策が実施しているか否かになります。
有償SSLの認証レベルによって違う点は、「審査方法」と「なりすまし対策」です。
厳格な審査を実施し、アドレスバーに組織名が入るEV認証や企業実在認証は、なりすまし対策に効果的があります。
導入されるSSL設定の際には、メリットとデメリットを理解した上で、ご検討下さい。

無償SSL 無償ドメイン認証 0円/年
有償SSL EV認証 60,500円/年
企業実在認証 46,200円/年
ドメイン認証 1,650円/年

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